住宅ローンの金利タイプごとのメリット・デメリットを知ろう!

公開日:2022/12/01

金利タイプは3種類あります。金利動向に関係なく一定の金利を支払い続ける全期間固定金利型、金利の上下により支払い額が変化する変動金利型、2つのタイプを合わせた固定金利期間選択型です。自分で金利タイプを選択できるので、それぞれのメリットとデメリットを理解した後に選択しましょう。ぜひ参考にしてください。

全期間固定金利型のメリット・デメリット

メリットを2つ、デメリットを2つ紹介します。リスクを回避したい人におすすめです。

金利水準が上がっても返済額が変わらないメリット

全期間固定金利型は、金利上昇のリスクがありません。将来の金利動向は分からないので、リスクを回避したい人におすすめです。また、金利動向を確認して分析するのが苦手な人や、リスクを回避したい人にもおすすめです。そして、金利動向にあまり関心がない人にもおすすめです。

返済計画を立てやすいメリット

返済額が固定されているので、長期間のライフプランニングも含めた返済計画を立てやすいのがメリットです。家計の収支バランスを考慮するのも容易なので、収入が減少するときや支出が増加しそうなときは、あらかじめ対策を講じられます。

変動金利型よりも金利が高めに設定されているデメリット

金融機関にもよりますが、全期間固定金利型の金利は変動金利型の金利よりも2倍近く高めに設定されていることがあります。だからといって損するとは言い切れません。今後の金利動向が分からないからです。金利が上がると変動金利型のほうが高い金利を支払うかもしれません。

金利水準が下がっても返済額が下がらないデメリット

契約当初の金利で契約が継続します。そのため、金利が下がっても恩恵を受けられません。金利が下がっている期間は損するでしょう。最近では、一定期間ごとに金利が下がっていくステップダウン金利があります。このような商品を選択してみるのもよいでしょう。

変動金利型のメリット・デメリット

メリットを2つ、デメリットを2つ紹介します。支払額の上限が設定されているので無制限に支払い額が増えることはありません。

当初の金利が低めに設定されているメリット

変動金利型の金利は、ほかの金利と比較すると一番低く設定されています。支払い開始時は一番費用を抑えられるので、支出増や収入源などで困っている人におすすめです。しかし、その恩恵がいつまで継続するのか分からないのがリスクといえるでしょう。

金利水準が下がったときに返済額が減るメリット

金利水準の上下に影響されますが、低金利のまま横ばい状態になっているときや、下がっているときに恩恵を受けられます。全期間固定金利型より支払額が少なくなる可能性もあります。

金利が上がると返済額が多くなるデメリット

支払額が上限に達することもあります。その状態が長期間継続すると、利息分の支払いが増えるので元金の返済が繰り越しになります。それでも調整できなくなったぶんは一括で支払うように指示される可能性があります。

上限額に達することはほぼありませんが、絶対にそのようなことはないとも言い切れません。そのようなリスクを知ったうえで利用しましょう。

返済計画が立てにくいデメリット

予算に余裕がある人に変動金利型はおすすめです。金利の上下により家計の収支バランスが変化するので、生活に余裕がないひとは避けたほうが無難でしょう。

家計の収支バランスが不安定な状態が毎月続くので、数万円程度の支出の変化は常にあるものと捉えておきます。長期間のライフプランニングも含めた返済計画は立てにくいといえます。

固定金利期間選択型のメリット・デメリット

メリットを2つ、デメリットを1つ紹介します。金利動向を確認して分析したい人におすすめです。

一定期間中は金利が固定されるメリット

固定金利型と変動金利型のメリットを取り入れた方法です。固定期間が終了した後は、固定金利型か変動金利型のいずれかを選択します。金利動向を確認して分析したい人におすすめです。ただし、金利の固定期間が長くなると金利が高くなる傾向があるので理解しておきましょう。

初めは金利の優遇が受けられるメリット

全期間固定金利型よりも金利が低く設定されているので支払い額が減少します。支払い当初から金銭的な負担を増やしたくない人におすすめです。

将来的に金利が上がるデメリット

変動金利型のように支払い上限額が設定されていません。そのため、金利が上がると金利が上がった分の金利を支払わなくてはいけません。支払い当初は金利が低く設定されているので得するように思えますが、必ずそうとは限らないのがデメリットです。

まとめ

3つのタイプがあるので、メリットとデメリットを理解して選択しましょう。金利についてさらに知りたい人は、金融機関の窓口に相談してみましょう。専門家がリスクを踏まえて説明してくれます。また、相談会に参加するのもよいでしょう。まずは知識をつけるところから始めてみてください。

3つの金利タイプがありますが、損しないと言い切れる金利タイプは存在しません。どうしても外部の影響を受けるものなので、そのことを理解して自分に合うタイプを選択してください。詳細はインターネットで調べてみましょう。

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