住宅購入の相談窓口を選ぶ際にチェックするべきポイントとは?
住宅を購入する前に専門家に相談したいけど、どこの相談窓口を利用すればよいのか分からない人に、今回の記事はおすすめです。住宅を購入する前に専門家に相談できる窓口は4つあります。それぞれ特性と得意分野が異なるので、自分に合った相談窓口を選択してからサービスを利用しましょう。ぜひ参考にしてください。
住宅購入の相談窓口の主な種類
4つの相談窓口があります。自分で考えても分からないときや困ったときは専門家に相談してみましょう。新しい可能性を発見できるかもしれません。
ファイナンシャルプランナー
お金の専門家なので、ライフプランニングのサポートまで実施してくれます。相談者は住宅ローンの借入金額や返済額を知りたいと思って相談に来るケースが多いですが、ファイナンシャルプランナーは住宅ローンの借入金額や返済額のサポートだけにとどまらず、老後まで見据えたライフプランを作成します。
そのため、子どもの教育資金や支出が増加しそうなライフイベントなどを把握できるので、お金の流れが見えるようになります。そのほかにも、保険や節約方法も相談できるので参考になるでしょう。
金融機関の相談窓口
住宅ローンの借入金額や返済額の相談ができます。具体的な返済額のシミュレーションや借入金額などを算出できます。現在はAIですぐに結果が診断できるサービスも導入されているので、急いで結果を知りたい人には便利でしょう。また、シミュレーションの後に同じ場所で契約までワンストップで対応しているので煩わしさがありません。
そして、最近では土日も住宅ローンに関する相談ができる窓口が増えてきました。平日の営業時間に店舗に足を運ぶのが難しい人は利用してみましょう。
住宅金融支援機構
減税対策や補助金を使用して、費用をできるだけ抑えたい人におすすめの窓口です。フラット35のみならず、民間の住宅ローンも比較できます。また、自治体が公開している補助金制度の情報提供やサポートも実施してくれます。
不動産会社
住宅ローンの借入金額や返済額の相談に対応している不動産会社と、そのようなサービスを提供していない不動産会社があります。不動産会社は物件探しや仲介が主な業務なので、お金に関する専門家が在籍していない可能性があります。
不動産会社でそのようなサービスを受けたいときは、事前にホームページなどで資格を保有しているスタッフが在籍しているのか確認してください。また、セミナーや相談会に参加したときに質問してみましょう。
住宅購入の相談窓口を選ぶ際にチェックするべきポイント
相談窓口を1つに絞ることも有効です。また、複数の相談窓口で相談することも有効です。特性と得意分野が異るので理解しておきましょう。
4つの相談窓口を使い分ける
ファイナンシャルプランナーは、相談者のライフイベントなどを考慮して、全般的なお金の流れを踏まえてアドバイスします。金融機関の相談窓口は、契約してもらうことを前提にリスクなども踏まえて商品内容をプレゼンテーションします。
住宅金融支援機構は、減税対策や補助金制度のアドバイスに優れています。不動産会社は資格を保有しているスタッフが在籍しているときは、専門的なアドバイスができます。このように特性や得意分野が異なるので、自分がアドバイスを受けたい分野について相談できる窓口を利用しましょう。
保有している資格と相談経験の有無を確認する
資格の難易度と相談経験の有無は確認しておきましょう。資格を保有していても実務経験が少ない専門家が存在するからです。ある程度の経験を積んでいるほうが信頼できるでしょう。
親身になって相談に乗ってくれる人を選択する
事務的に相談に乗る人はあまりおすすめできません。相談しやすい人を選択しましょう。馴れ合いになることなく、適度な距離感で接してくれる人がおすすめです。
住宅購入相談をする際の注意点
相談中に発生することが予想される注意点について紹介します。
マイナスのことも話ができるようにする
住宅購入前の相談では、プライバシーに関わる内容を話す場面があるかもしれません。たとえば、借財があることや離婚を前提に別居していることなどです。それらのことを打ち明けられる専門家に相談しましょう。
専門家が守秘義務を守ってくれる場合は安心して相談できますが、守秘義務を守れなさそうな専門家だと判断した場合は相談するのをやめましょう。
商品の勧誘を受けた場合は自分の気持ちを正直に伝える
専門家から商品の勧誘を受けるかもしれません。うやむやにせず、自分の気持ちを正直に伝えましょう。
まとめ
住宅ローンの借入金額や返済額に焦点を当てたアドバイスを求めている人は、金融機関の相談窓口を利用しましょう。住宅を購入するときの費用をできるだけ安く抑えたい人は、住宅金融支援機構がおすすめです。不動産会社に専門家が在籍している場合は相談してみましょう。
ファイナンシャルプランナーは、老後まで見据えたお金の流れを知りたい人におすすめです。このように目的や自分が知りたい内容によって、アドバイスを受ける機関が異なります。それぞれのメリットとデメリットを総合的に判断してサービスを利用してください。